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「子供を自分だけの稼ぎで育てられるだろうか…」
シングルマザーのあなたは、そんな不安を抱えているかもしれません。
特に資格を持っていない場合、「手に職をつけて安心して暮らしたい」と思うのは当然です。
シングルマザーの仕事に役立つ資格の代表格のひとつが、看護師です。
ただ、看護師は、資格を取るのも働くのも、大変そうなイメージ。一歩を踏み出そうと思っても、看護師を選んで大丈夫なものか、ちょっと迷ってしまいますよね。
そこで、このページでは、シングルマザーに看護師がおすすめの理由と資格をとる最短ルート、職場選びで失敗しない方法について解説します。
ぜひ、参考にして下さい、
日勤のみで土日休みの職場も! シングルマザーに看護師をおすすめする3つの理由
上述のとおり、子供と安心していくため、看護師はシングルマザーにおすすめの仕事です。
その理由は、次のとおりです。
シングルマザーに看護師をおすすめする理由
- 年収が高い
- 働き方を選べる
- 中卒でも資格を取れる
それぞれについて説明していきます。
年収が高い
シングルマザーに看護師をおすすめする第1の理由は、年収の高さです。
厚生労働省の令和3年賃金構造基本統計調査によると、看護師の年収の平均は498万6,200円。
これは、国税庁の令和2年分民間給与実態統計調査にある日本人の年収の平均433万円を大きく上回ります。
また、厚生労働省の平成28年度全国ひとり親世帯等調査によると、シングルマザーの年収の平均は200万円。
データの年数に少し差がありますが、看護師の年収はシングルマザーの平均の約2.5倍に昇ります。
看護師として働けば、片親でも一般的な家庭並みの経済力を手にすることができます。
働き方を選べる
働き方を選べることは、私たちシングルマザーにとって大きなメリットです。
看護師の職場は、実に多様。
例えば、看護師には次のような職場があります。
- 一般病院
- 個人の病院・クリニック
- 入居型の介護福祉施設(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設など)
- 通所型の介護福祉施設(通所リハビリテーション、デイサービス)
- 訪問看護ステーション
これらのうち、個人の病院・クリニックや通所型のサービス、訪問看護ステーションは、日中のみの勤務。日・祝日や土日が休みのところが多いです。
また、患者さんや利用者さんにサービスを提供する時間があらかじめ決まっているため、残業も少なめ。
子供が小さく、夜勤ができないシングルマザーでも、安心して働くことができます。
一般病院でも、外来に配属してもらえば、夜勤はありません。病棟の配属でも、相談しだいで夜勤を免除してもらうことは可能です。
さらに、規模の大きな病院や施設では託児所を併設している場合が多く、仕事と育児の両立がしやすい環境であることも、看護師として働くメリットといえます。
このように、夜勤あり、残業ありのイメージが強い看護師でも、職場を選ぶことで、子育てをしながらでも無理なく働くことができます。
看護師は人手不足! だから、都合の良い職場を選んで働ける
ここで、あなたは「そんなに都合よく職場を選ぶなんてできるの?」と思ったかもしれません。
結論からいえば、できます。
というのも、看護師は人手不足の職種。
団塊の世代が高齢となり、医療・福祉のニーズが高まっている中で、看護師の人手は明らかに足りていません。
日本看護協会によると、2020年度の看護師の有効求人倍率は2.05倍。
看護師の場合、1人の求職者に対し、2件ほどの求人があることがわかります。
看護師の求人は、一般的な職業と比較しても高めです。
厚生労働省の発表では、同年における全職種の有効求人倍率の平均は1.18倍。
看護師の有効求人倍率は、全職種の平均の約2倍に昇ります。
看護師なら、「せっかく資格を取ったのに、働くところがない…」「子供の成長に合わせて職場を変えたいけど、求人がないから難しい」など、就職・転職先に困る状況におちいる心配はありません。
数ある求人の中からあなたにピッタリのものを選び、働くことができます。
日勤のみの働き方の落とし穴! 夜勤がない分、給料が下がることは知っておこう
日勤のみの働き方を選ぶ場合、気をつけておきたいのは、夜勤がない分、給料が下がること。
日本看護協会の2020年病院看護実態調査報告書によると、夜勤がある勤務の場合、1か月あたりの回数は4~8回。夜勤1回あたり概ね4,000~10,000円の手当が付きます。
日勤のみの働き方を選ぶなら、年間で合計192,000~960,000円のダウンはやむを得ません。
とはいえ、上述した看護師の年収の平均を基準に考えると、年間96万円下がったとしても、残り約400万円。
看護師として働けば、シングルマザーの年収の平均の2倍は稼ぐことができます。
働き方を選べる看護師なら、子供の成長やあなたの体力に合わせて、ゆくゆくは夜勤を含む職場に移動して収入のアップを図るのも方法のひとつです。
中卒でも資格を取れる
実は、看護師は、中卒の人でも目指すことができます。
看護師になる方法は、次のとおりです。
あなたの最終学歴が高卒の場合、看護師になるには、3~4年間、全日制の看護学校に通い、国家試験に合格する必要があります。
中卒の場合は、5年一貫の看護師の養成校に通い、国家試験に臨む流れとなります。
看護師なら、あなたが中卒でも大丈夫。
専門の教育をしっかり受けて国家試験に合格すれば、看護師になることができます。
このように、看護師は、学歴を問わずになることができ、年収が高く、働き方を選びやすいことからシングルマザーにおすすめです。
看護学校に通いたくても、お金がない! 利用できる支援制度を紹介
上述のとおり、看護師になるには専門の学校に通う必要があります。
あなたは、「看護師になるためとはいえ、3~5年も学校に通うなんてできない!」「そんなお金なんて、どこにもない」と思ったかもしれません。
シングルマザーは一家の大黒柱。そう思うのも当然です。
看護師の学校っている間、学費だけでも年間100万円以上かかります。
そこで助かるのが、ひとり親家庭向けの制度である「自立支援給付金事業」です。
自立支援給付金事業のポイントは、次のとおりです。
自立支援給付金事業のポイント
- 看護学校の学費の60%を支給
- 通学中の生活費として、最大で月額14万円を支給
自立支援給付金事業では、年間20万円、合計80万円を上限に、看護学校の入学料・授業料の60%について支給を受けることができます。
また、学校に通っている間、働けないことによる生活費の補填として、最大で月額14万円を支給してもらえます。
このほか、「高等職業訓練促進資金貸付金」や県・病院が独自で行う奨学金制度、貸付金を利用することもできます。
大抵はお金を無利子で借りることができ、一定の期間、給付を受けた県や病院で働くことによって、お金の返還は不要になります。
これらの制度を利用すれば、看護師になるための学校に通っている間、全ての費用を制度でカバーすることは難しいものの、経済的な負担をグッと軽くできるのは確かです。
各制度について、詳しくはこちらのページで解説しています。ぜひ、チェックしてみて下さい。
准看護師から看護師を目指すなら、定時制や通信教育も選べる
3~5年間、全日制の学校に通うのが難しい場合、一旦、准看護師になってから看護師を目指す方法もあります。
准看護師になるには、2年間、全日または定時制の学校で学び、各都道府県が行う准看護師試験を受けて合格することが必要です。
厚生労働省によると、2021年度における准看護師の試験の合格率は、98%です。
その後、看護師になるには、次の3つの選択肢から都合の良いものを選び、資格の取得を目指します。
准看護師から看護師を目指すときの選択肢
- 全日制の学校
- 定時制の学校(日中または夜間)
- 通信制
定時制・通信制を選べば、働きながら看護師を目指すことができます。
ここで、准看護師から看護師になるまでにかかる期間と必要な要件をまとめました。
期間 | 受験要件 | 備考 | |
---|---|---|---|
全日制 | 2年 | 准看護師の資格を有すること (中卒の場合は、実務経験3年以上) |
看護師になるための最短ルート |
定時制 | 3年 | 1・2年次は座学、3年次は実習がメイン | |
通信制 | 2年 | 准看護師の資格を有すること (実務経験7年以上) |
登校日は2年間で50日以上の規定 実習は病院見学、紙上での事例演習などにて実施 |
准看護師の学校にかかる費用は年間50万円ほど、その後に通う看護師の学校にかかる費用は年間70~80万円ほどです。
ただ、実際、働きながら看護師になるのは大変です。
就学中は、仕事、家事、育児に追われながら勉強に励み、定期試験・各レポートの提出・実習といった数々の課題をクリアしていかねばなりません。
そして、最終的に国家試験に合格することによって、ようやく看護師になることができます。
2021年度における看護師の国家試験の合格率は、91.3%。
准看護師・看護師ともに試験の合格率は高めとはいえ、これは日頃からの勉強の積み重ねがあってこその数値です。
睡眠時間や子供との時間を削らざるを得ません。
ここで、当サイトの管理人である私の体験談を紹介します。
当サイトの管理人の体験談
当施設の管理人である私は、作業療法士です。
作業療法士とは、リハビリテーションの専門職。
看護師とは違いますが、同じ医療福祉の分野の職種です。
私は、まだ子供がいない頃、全日制の学校に通って作業療法士の資格を取りましたが、それでも課題や試験が多くて大変でした。
普段、勉強に励むことなく遊んで過ごしていた私は、試験の前日になると決まって徹夜。
2年生から始まる実習は、初めて行く病院でいきなり患者さんを担当することもあり、緊張とストレスいっぱいの毎日でした。
やっと全ての実習が終わったと思えば、国家試験と卒業論文の準備に追われます。
友達と励まし合いながら、なんとか無事に作業療法士になることができたものの、今、未婚のシングルマザーの状態で同じことをやれと言われれば、かなり厳しいと思います。
私の経験から考えても、子育て・家事・仕事をしながら、看護師になるのは大変です。
勉強は、毎日コツコツと計画性を持って取り組んで下さい。
また、子育てを手伝ってくれる人の存在は不可欠。
実家の親など、サポートしてくれる人を確保して下さい。あなたひとりで全てを抱え込んでいては、いずれパンクします。
働きながら看護師を目指すなら、相当の覚悟と準備をもって臨む必要があります。
また、准看護師になってから看護師を目指す場合、一部の支援制度は利用できなくなるので注意が必要です。
- ひとり親家庭向けの制度を利用できるのは1回のみ。すでに准看護師のときに受給していれば、看護師になるときには利用できません。
- 准看護師・看護師を目指す際、働きながらの就学では、生活費の補填として最大で月額14万円の支給を受けられる制度の対象からも外れます。
さらに、准看護師から通信教育で看護師を目指す場合、最短でも合計で11年かかることにも頭に入れておいて下さい。
准看護師から通信教育で看護師を目指す場合にかかる期間
准看護師から通信教育で看護師を目指す場合、准看護師になるための通学に2年間、准看護師としての実務経験に7年、看護師の通信教育に2年、合計で11年かかります。
これでは、子育てで最もお金がかかる高校・大学の時期に間に合わないかもしれません。
中卒の人は、定時制の学校に通う場合でも、准看護師としての実務経験3年以上が必要なことから合計で8年はかかることも気をつけておいて下さいね。
このように、一旦、准看護師になってからであれば、働きながら看護師を目指せるものの、その道のりはかなり険しいです。
最初から看護師を目指した方が現実的かもしれません…。
なお、日本看護協会は「看護の質の向上の観点から、正看護師への1本化が適切」との考えを示しています。
人手不足の現状から今すぐ准看護師がなくなることはないものの、看護師に比べれば不安定な立場といえます。
准看護師になってからであれば働きながら看護師を目指せるとはいえ、はじめから通学で看護師になることを選んだ方が就学にかかる負担が少なく、雇用の面でも安心です。
看護師になるための学校探しは、一括で資料を取り寄せるのが吉!
では、これからあなたが看護師になるため、通いやすい学校はどこでしょうか。
あなたの学校探しにおすすめなのが「スタディサプリ進路」です。
スタディサプリは、オンラインの学習サービスとして有名ですね。
スタディサプリ進路を利用すれば、取得したい資格とあなたの住んでいるエリアに応じた学校を一発で検索できます。
学校ごとに特徴や学費、就職率などをわかりやすく掲載しているため、通う目星をつけやすいです。
写真もたくさん載っているので、雰囲気もつかみやすいですよ。
あなたはその中から気になるところを選び、資料が届くのを待つだけ。
ゼロから自分で調べ、学校ごとに資料を取り寄せる手続きをするより、圧倒的に楽です。
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ぜひ、スタディサプリ進路を使って、学校選びを効率よく進めて下さい。
絶対に失敗したくない! 看護師の職場探しでおすすめの転職エージェント
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あなたが転職エージェントを利用するメリットは、次のとおりです。
転職エージェントを利用するメリット
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- 無料で利用できる
転職エージェントでは、数ある求人からあなたの希望にピッタリ合うものを紹介してもらうことができ、履歴書などの書類の添削、面接対策といった採用に向けてのサポートはもちろん、あなたが望めば採用後の労働条件の交渉さえも任せることができます。
転職エージェントは求人元と太いパイプをもっているから、一般的な求人票だけではわからない、実際の残業の程度、職場の雰囲気、子育て中の女性に対しての理解、休みの取りやすさも熟知。
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子供をひとりで育てながら、看護師として働き始めるのは不安なもの。少しでも良い条件のところに就職を決めたいですよね。
また、シングルマザーに転職エージェントの利用をおすすめする理由には、非公開の求人を数多く扱っていることもあります。
非公開求人とは
非公開求人とは、一般に公開して募集を行っていない求人のことです。
病院や施設は、人気が高く応募の殺到を避けたい場合、早く欠員を補いたい場合、希望に合った人材にだけ応募してきてほしい場合などに非公開で求人を行います。
逆にいえば、転職エージェントを利用しない限り、非公開の良質な求人には出会えません。
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まとめ
このページでは、シングルマザーにおすすめの仕事である看護師について紹介しました。
看護師の年収の平均は約499万円と高収入。土日・祝日休み、残業少なめ、夜勤なしなど、子供の成長に合わせて働き方を選べます。
ひとり親家庭向けの支援制度、奨学金などを利用すれば、看護師の資格を取るためにかかる経済的な負担も軽くできますよ。
無事、看護師になった後は、マイナビ看護師の利用がおすすめです。
お子さんと安心して暮らすため、ぜひ、看護師になることを考えてみて下さい。