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「今の収入のままでは生活がきつい…」
そんな悩みを解決するため、資格を取ろうと考えるシングルマザーは多いです。
ただ、仕事と子育てをしながら資格を取るのは大変。学費や教材費の捻出、修学中の生活費など、シングルマザーの心配は尽きません。
ここまで苦労して取る資格なら、本当に役に立つものを選びたいところです。
そこで、このページでは、シングルマザーにおすすめの資格をランキング形式でまとめました。資格を取るために利用できる支援制度も紹介しています。
ぜひ、参考にしてください。
目次
シングルマザーが資格を取得する3つのメリット
シングルマザーが資格を取るのは大変です。仕事や家事、育児に追われる毎日の中で、勉強の時間を確保しなければなりません。
ただ、シングルマザーの資格の取得には、次のようなメリットがあります。
資格を取得すれば、応募できる求人が増えます。
今までは門前払いだった資格が必要な求人にも応募できるようになります。
また、資格を持っていれば、資格なしの状態より採用の可能性も高まります。
というのも、シングルマザーが働きやすい条件の求人は、子育て中で共働きをしたい女性にとっても人気。たくさんのライバルがいます。
資格を持っている人に限った求人なら、ライバルが少なくて済みます。
資格なしでもOKな求人でも、資格を持っていることによって即戦力として採用してもらえる可能性が高いです。
さらに、資格を取ることによって収入のアップが見込めます。
資格が必要な仕事は、基本給が高めの設定だったり、基本給に加えて「資格手当」がついたりします。

私は作業療法士です。資格手当の金額は職場によって異なり、「3,000~8,000円」付きます
資格には、頑張って取得するだけの価値があります。
資格を持っているシングルマザーは全体の65%を占める
令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果報告によると、実際、資格を持っているシングルマザーは全体の65%に昇ります。

そのうち67%の人が「資格が役に立っている」と回答しています。


シングルマザーが持っている資格には、例えば、介護福祉士、医療事務、看護師、保育士などがあります
資格は、シングルマザーが仕事をする上で有用な武器になるといえます。
子供と生きていくため、資格選びで失敗しないためのポイント
上述のとおり、資格を持っているシングルマザーのうち「資格が役立っている」と感じている人は67%です。
ただ、裏を返せば、残り33%の人は、資格を取ったものの満足な結果に至っていません。
子供と生きていくため、本当に役に立つ資格を選ぶなら、取得の後に就ける職業について次の3点をチェックしてみて下さい。
まずチェックしておきたいのは収入。せっかく資格を取っても必要な収入を得られないのでは生活が成り立ちません。
必要な収入は、あなたの状況や子供の人数にもよります。希望の金額を見込める仕事かどうか、チェックしてみて下さい。
シングルマザーの場合、勤務形態のチェックも欠かせません。
子供の年齢や実家の協力にもよりますが、日勤のみ、土日祝がお休みであるなど、あなたの働ける条件を満たす勤務形態の仕事であるかも重要です。
さらに有効求人倍率の高い仕事なら申し分なし。「せっかく資格を取っても働き場所がない」といった状況におちいる心配がありません。
資格選びで失敗しないため、これらの3つのポイントを満たす仕事かどうかをチェックしておきましょう。
また、興味がある、または好きな仕事かどうか、少なくとも嫌いでない仕事かどうかも、改めて自分に問いかけてみて下さい。
いくら好条件の仕事でも、あなたの気持ちを曲げて選んだものは長続きしません。そうなれば、苦労して取った資格も水の泡です。
そうならないため、あなたの気持ちもしっかり確認しておいて下さい。

私の周りはほぼ医療職。「(自分の職業について)好きではないけど、嫌いでもないから続けられた」と言っているベテランさんが多いです。
これらのチェックを済ませたら、次にすべきは、資格の取得にかかる学費・修学の期間、資格取得試験の合格率の確認。
これらをチェックして現実的に目指せる資格と思えたなら、取得に向けて前進するのみです。

このページの後半では、学費や修学中の生活費について利用できる制度を紹介しています。そちらもぜひ参考にしてください。
シングルマザーにおすすめの資格10選! ランキングにまとめてみた
ここからは、シングルマザーにおすすめの資格をランキング形式でみていきます。
ランキングの基準は、以下のとおりです。
<ランキングの基準>
- 学費・取得にかかる期間・学習スタイル
- 試験の合格率
- 有効求人倍率
- 年収の目安
- 勤務形態(土日祝休み、日勤のみ)
ランキングの上位ほど、シングルマザーにとって働きやすく、取得の負担が少ない資格となっています。
ぜひ、あなたにとってベストな資格を見つけて下さい。
1位 介護士

| 学費 ※ | 5~10万円 |
|---|---|
| 取得にかかる期間※ | 1~4か月 |
| 学習スタイル※ | 通学・通信 |
| 試験の合格率※ | ほぼ100% |
| 有効求人倍率 | 3.97倍 |
| 年収の目安 | 389万円 |
| 勤務形態 | 多様(土日祝休み・日勤のみも可) |
(参考:厚生労働省「介護人材確保の現状について」、厚生労働省の令和7年の報告)
介護士は、病気や怪我などで自分の身の回りことができなくなった人を手伝う仕事です。
介護士の場合、未経験・無資格から働けるのが大きなポイント。上の表の※印は、介護職員初任者研修の場合です。介護職員初任者研修とは介護士の最も初歩的な資格です。
介護士で取れる資格は、介護職員初任者研修、実務者研修、介護福祉士、介護支援専門員の4種類。いずれも通信教育または独学で学べます。
資格によっては、カリキュラムの一部に通学が必要だったり、実務経験が取得の条件になっていたりします。
働きながらキャリアアップしていけるところも、介護士の魅力のひとつです。
ただ、介護士は動けない人を車いすに乗せたり、オムツ交換やトイレ・入浴の介助をしたり、負担がかかる仕事。向き・不向きが分かれます。
介護士の場合、まずは無資格で働いてみることをおすすめします。

介護士として働いてみて「向いている」と思えば、資格の取得を目指しましょう。会社が費用を負担してくれる場合があります
2位 保育士

| 学費 | 3~7万円 |
|---|---|
| 取得にかかる期間 | 最短6か月 |
| 学習スタイル | 通信 |
| 試験の合格率 | 20%前後 |
| 有効求人倍率 | 2.77倍 |
| 年収の目安 | 406.8万円 |
| 勤務形態 | 日祝休み・日勤帯のみが多い |
(参考:令和6年賃金構造基本統計調査、厚生労働省の報告、保育士の現状と主な取組について)
保育士は、就学前の子供たちに対し、身の回りのお世話や遊びを通して成長・発達を促す仕事です。シングルマザーの子育ての経験を強みとして働くことができます。
保育士なら、日祝はお休み・日勤帯の勤務のところが多いです。
国・自治体からの支援も手厚く、資格の取得にかかる費用・社宅に住む場合の家賃について補助を受けられます。
保育士の資格を取るには養成学校に2~4年通うか、保育士試験に合格するかの2通り。
保育士試験を受けるなら、いかに効率よく勉強できるかが合格の鍵です。通信教育でしっかり学ぶことをおすすめします。
中卒・高卒の人の場合は、試験を受ける前に児童福祉施設で5または2年以上働いた経験が必要です。まずは保育補助として働き、条件を満たしましょう。
3位 歯科衛生士

| 学費 ※ | 年間60~180万円 |
|---|---|
| 取得にかかる期間※ | 3~4年 |
| 学習スタイル※ | 通学(高卒からOK) |
| 試験の合格率※ | 95%前後 |
| 有効求人倍率 | 23.3倍 |
| 年収の目安 | 406万円 |
| 勤務形態 | 日祝休み、日勤のみ |
(参考:令和6年賃金構造基本統計調査、2023年の全国歯科衛生士教育協議会の報告)
歯科衛生士は、歯石の除去や歯磨きの指導など虫歯を予防したり、歯科医の治療の補助をしたりする仕事です。
歯科衛生士の魅力はなんといっても有効求人倍率の高さ! 引く手あまたです。
日祝休み・日勤のみの勤務形態も、小さな子供を育てるシングルマザーにとって助かるポイント。子供の生活に合わせた働き方ができます。
歯科衛生士でネックなのは、3~4年の通学が必要なこと。ただ、資格試験の合格率は95%前後とかなり高めです。
歯科衛生士は、仕事をする上で実家をあまり頼れない人、子供との時間を大切にしたい人におすすめです。

修学中、後述の支援制度を利用すれば、生活費として最大で月10万円もらえます。学業に専念できます