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生活していると、必ず出るのが「ゴミ」です。ゴミを処分するには、有料のゴミ袋を買ったり、手数料を払う必要があったり、お金がかかる自治体がほとんどです。そこで、自治体の中には、母子家庭などの経済的に厳しい人に対して、ゴミ袋・粗大ゴミの助成制度を行っているところがあります。
一般に、ゴミ袋は1枚10~80円ほどです。粗大ゴミを処分するには、300円以上の手数料がかかります。さほど大きな金額とはいえなくても、節約できればうれしいですよね。
このページでは、母子家庭に対するゴミ袋・粗大ゴミの助成制度について解説します。
母子家庭に対するゴミ袋・粗大ゴミの助成制度の内容と手続きの方法
ゴミ袋・粗大ゴミの助成制度は、母子家庭や生活保護を受けている人、障害のある人など経済的に厳しい状況の人を対象として、各自治体が行っている制度です。助成制度を実施しているかどうかは、自治体によって異なります。
ここで、母子家庭に対してゴミ袋・粗大ゴミの助成制度を行っている自治体の主な支援内容と手続きの方法をまとめてみました。
対象者 | 児童扶養手当を受けている世帯 |
---|---|
助成内容 | 可燃ゴミ・不燃ゴミの袋の交付 粗大ゴミのシールの交付 |
手続きを行う場所 | 市区町村の役場 |
手続きに必要なもの | 児童扶養手当証書、印鑑 |
代理人による申請の可否 | 可 |
あなたの住んでいる自治体がゴミ袋・粗大ゴミの助成制度を行っていて、あなたが児童扶養手当を受けていれば、役場で申請することによって可燃ゴミ・不燃ゴミの袋や粗大ゴミのシールの交付を受けられます。
手続きは、代理人でも行える自治体がほとんどです。仕事を休みにくいシングルマザーにとって、代理人に手続きをお願いできれば、とても助かりますね。親や友人などに代理を頼むときは、上の表にある「手続きに必要なもの」のほか、代理人の本人確認書類と印鑑が必要です。本人確認書類は、運転免許証やマイナンバーカードなどでOKです。
まずは、あなたの住んでいる自治体の窓口で、ゴミ袋・粗大ゴミの助成制度を実施しているかどうかを確認してみてください。
八王子市が行っているゴミ袋・粗大ゴミの助成制度をみてみよう
ゴミ袋・粗大ゴミの助成制度を行っている自治体のひとつに、東京都の八王子市があります。ここで、ゴミ袋・粗大ゴミの助成制度の例として、八王子市の実施内容をみてみましょう。
八王子市では、児童扶養手当を受給しているなど経済的に苦しい人を対象に、可燃ゴミ・不燃ゴミの袋の交付を行っています。粗大ゴミの処理の助成は行っていません。
八王子市でもらえるゴミ袋の大きさと枚数は、次のとおりです。
交付してもらえるゴミ袋の大きさ
世帯の人数 | ゴミ袋の大きさ |
---|---|
1人 | 小(10L) |
2~4人 | 中(20L) |
5人以上 | 大(40L) |
交付してもらえるゴミ袋の枚数
ゴミ袋の種類 | 交付枚数(年間) |
---|---|
可燃ゴミ用の袋 | 104枚 |
不燃ゴミ用の袋 | 20枚 |
八王子市でゴミ袋の助成制度を利用すれば、世帯の人数に応じたサイズのゴミ袋を約1年分もらうことができます。年の途中で申請した場合は、手続きを行った月から12月までの月割りで計算した枚数の袋をもらえます。
年の途中から助成制度の申請をした場合
例えば、7月に手続きを行うと、12月まで6ヶ月あります。この場合、可燃ゴミ用の袋を52枚、不燃ゴミ用の袋を10枚もらうことができます。
ゴミ袋・粗大ゴミの助成制度の実施状況や内容は、自治体によって異なります。あなたの住んでいる市町村の窓口で確認してみることをおすすめします。
ゴミ袋・粗大ゴミの助成制度がない自治体に住んでいる場合の節約術を紹介
上述のとおり、ゴミ袋・粗大ゴミの助成制度の実施の有無は、自治体によります。当サイトの管理人である私が住んでいる自治体は、残念ながら、ゴミ袋・粗大ゴミの助成制度を行っていません。当サイトの管理人は、未婚のシングルマザーです。
助成制度のない自治体に住んでいる場合は、自分で節約に励むしかありません…。ここからは、ゴミ袋・粗大ゴミの助成制度がない自治体に住んでいる場合の節約術を紹介していきます。
私がゴミ袋・粗大ゴミの処理代を節約するために行っていることは、次の3つです。
ゴミ袋・粗大ゴミの処分代を節約する3つのポイント
- ゴミ袋は最大限に詰め込んでから捨てる
- ゴミの分別を徹底する
- 粗大ゴミは自分で運ぶ
それぞれについて、詳しくお話しします。
ゴミ袋は最大限に詰め込んでから捨てる
ゴミの処理代の節約のため、私は、ゴミ袋はめいっぱいゴミを詰め込んでから捨てるようにしています。
ゴミを出す頻度を減らせば、その分、ゴミ袋を消費しなくて済みます。ゴミ袋の口をなんとか閉じれるくらいを目安に、袋は最大限に詰め込んでから捨てましょう。
とはいえ、長い間、ゴミを家の中に置いておくのは嫌かもしれません。生ゴミは悪臭のもと。子供が赤ちゃんの場合、使用済みのオムツの臭いも気になりますよね。
生ゴミや使用済みのオムツは手持ちの余っているビニール袋などに入れ、空気を抜いて口をキツく縛ってから捨てば、ゴミ箱の外に臭いが漏れ出すのを防ぐことができます。
また、生ゴミとティッシュなどのゴミを交互にして捨てるのも、防臭に効果的です。生ゴミを捨てた後、その上にリビングなどのゴミ箱の中身を捨てればOK。ティッシュが無臭の空気層をつくり、生ゴミの臭いが漂うのを抑えてくれます。
ゴミ袋の節約のため、ゴミは最大限に詰め込んでから捨てるようにして下さい。
ゴミの分別を徹底する
ゴミの分別を徹底することも、ゴミ袋を節約するポイントのひとつです。資源ゴミをしっかり分別して捨てることで、ゴミ袋の消費量をグッと減らせます。
資源ゴミとは
資源ゴミとは、リサイクルできるゴミのことです。紙類、プラスチック容器、ペットボトル、缶、瓶などを含みます。
資源ゴミは、無料で引き取ってくれる自治体がほとんどです。ゴミの分別をしっかりするようにすれば、ゴミ袋の消費を抑えられるだけでなく、環境のためにもなります。
ゴミは徹底的に分別して、ゴミ袋の消費量を減らすようにしましょう。
粗大ゴミは自分で運ぶ
粗大ゴミは、自分で処理場に運ぶことで処分代を抑えられる場合が多いです。あなたが車を持っていて、粗大ゴミがその車に積める大きさなら、自分で運ぶことを考えてみて下さい。
粗大ゴミを処分するには、通常、コンビニやスーパーなどで「粗大ゴミシール」を購入し、それをゴミに貼り、粗大ゴミの収集日に玄関先などに出しておく必要があります。
玄関先まで粗大ゴミを運ぶのと、そのまま自分の車に積みこむのにかかる労力に大差がないなら、自分で処理場まで運んでしまいましょう。
当サイトの管理人の体験談
実際、私は、自分の車になんとか乗るサイズのローテーブルを町のゴミ回収施設に持って行って処分したことがあります。
私がローテーブルの処分を依頼したところ、かかった料金は、たったの100円でした。私の住んでいる町では、粗大ゴミシールの購入には一律で800円かかります。ローテーブルを自分で運んで処分しただけで、700円の節約になりました。
粗大ゴミを処分するとき、まずは自分で処理場まで運ぶことを考えてみて下さい。
我が家のゴミの処理代は年間630円
上述の節約術の結果、私は、我が家のゴミの処理代を年間630円ほどに抑えることができています。私は、小学3年生の息子とアパートに2人で住んでいます。
私が住んでいる自治体では、可燃ゴミを処理するのに有料の袋を購入する必要があります。ゴミ袋の大きさは3種類。料金は袋の大きさによって異なります。不燃物は無料で処分できます。
私の住んでいる自治体の可燃ゴミ用袋の料金は、次のとおりです。
可燃ゴミ用袋の大きさ | 料金(1袋10枚入) |
---|---|
小(35×50cm) | 120円 |
中(45×70cm) | 200円 |
大(65×80cm) | 400円 |
我が家では、「小」のゴミ袋を1ヶ月で3枚ほど消費します。年末年始とGW、お盆の時期に大掃除をするため、「中」のゴミ袋も1年につき1袋買っています。ゴミ袋の購入にかかる料金は、年間630円ほどです。
我が家のゴミ袋1年分の購入にかかる費用
「小」のゴミ袋1枚12円×3枚×12ヶ月+「中」のゴミ袋200円=632円
なお、粗大ゴミは、直近5年で一回も出していません。
このように、ゴミ袋・粗大ゴミの助成制度がない自治体に住んでいる場合でも、工夫次第でゴミの処理代を抑えることができます。さすがに「0円」にはできないものの、1ヶ月50円くらいなら大した負担にはならないですよね。
まとめ
ゴミ袋・粗大ゴミの助成制度を実施しているかどうかは、自治体によります。あなたの住んでいる自治体が助成制度を行っていて、あなたが児童扶養手当を受給しているなら、この制度を利用してゴミ袋や粗大ゴミシールの交付を受けることができます。
あなたがゴミ袋・粗大ゴミの助成制度を行っていない自治体に住んでいても、ゴミ袋に最大限ゴミを詰め込んでから捨てるようにしたり、資源ゴミとの分別を徹底したり、粗大ゴミを自分で運んで処理したりするなど工夫次第で、ゴミの処理代を最小限に抑えることができます。
まずは、あなたの住んでいる自治体でゴミ袋・粗大ゴミの助成制度を利用できるかどうかを確認してみてください。