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友人や会社の同僚、兄弟から結婚式への招待を受けたとき、つい頭をよぎるのが「ご祝儀」ですよね。結婚式はめでたい席とはいえ、小さい子供をもつシングルマザーにとって、ご祝儀はきつい出費。そこで、いくら包むべきか悩むシングルマザーは多いです。
披露宴の飲食代や引き出物にかかる費用を考えると、新郎新婦に負担をかけないご祝儀の金額は3万円が目安です。一般的には、3~5万円が相場と考えておきましょう。ただ、シングルマザーの場合、ご祝儀として2万円包んでも問題ありません。
このページでは、結婚式の招待を受けたシングルマザーがご祝儀として包むべき妥当な金額についてお話します。
新郎新婦に負担をかけないご祝儀の金額は3万円が目安
友人や会社の同僚、兄弟から結婚式の招待を受けたシングルマザーにとって、ご祝儀として包む金額は切実な問題です。生活を考えると、ご祝儀は最小限に抑えたいところ。ただ、金額によっては、新郎新婦に失礼にあたるかもしれません。そこで、ご祝儀としていくら包めばよいか迷うシングルマザーは多いです。
結論からいえば、新郎新婦に負担をかけないご祝儀の金額は3万円。ゼクシィ結婚トレンド調査2018によると、披露宴の飲食代や引き出物などにかかる費用の平均は、約2.5万円です。3万円包めば、多くの場合、披露宴の飲食代と引き出物にかかる費用に加え、お祝いの気持ちを添えることができるでしょう。
披露宴の飲食代、引き出物について、具体的にかかる金額は次のとおりです。
披露宴の飲食代 | 平均18,700円 |
---|---|
引き出物など | 平均6,500円 |
合計 | 約2.5万円 |
新郎新婦に負担をかけないため、ご祝儀には3万円包むのが妥当です。
シングルマザーのご祝儀は2万円でもOK
ご祝儀に3万円包むのが妥当とはいえ、子供が小さく、十分に働けないシングルマザーの場合、ご祝儀は大きな痛手になるでしょう。そのような場合、必ずしもご祝儀に3万円包む必要はありません。2万円でも理解してもらえる範囲です。
ここで、結婚式のご祝儀の相場をみてみましょう。ご祝儀の金額は、ゲストの年齢や新郎新婦との関係性に応じて変動します。具体的には、次のとおりです。
新郎新婦との関係 | ゲストの年齢:20代 | ゲストの年齢:30代 | ゲストの年齢:40代 |
---|---|---|---|
友人 | 2万円か3万円 | 3万円か5万円 | 3万円か5万円 |
会社の同僚 | 2万円か3万円 | 3万円 | 3万円 |
会社の部下 | 2万円か3万円 | 3万円 | 3万円 |
会社の上司 | 3万円 | 3万円か5万円 | 5~10万円 |
いとこ | 2万円か3万円 | 3万円か5万円 | 5~10万円 |
兄弟・姉妹 | 3万円か5万円 | 5万円 | 5~10万円 |
このように、ご祝儀は、3万円または5万円包むのが一般的です。ただ、ゲストが20代と若く、まだ学生であったり、入社したばかりだったりするなど、収入が少ない場合は、ご祝儀は2万円でもOKとなっています。
この考え方に則れば、シングルマザーであるあなたのご祝儀が2万円でも十分理解してもらえる範囲です。「ご祝儀、少なくてごめんね」とあらかじめ伝えておけばベターです。
ご祝儀に3万円を用意するのが難しい場合は、新郎新婦を祝福する気持ちを込めて2万円を包みましょう。
ご祝儀を抑えるため、子連れでの結婚式の出席は断ろう
新郎新婦によっては、「お子さんもぜひ一緒に」と子供も招待してくれる場合もあります。ただ、金銭的な負担を最小限に留めるため、子供の出席はなるべく断りましょう。
子供を結婚式に連れていく場合、ご祝儀にプラスして包むのがマナーです。子供が2歳以上の場合、披露宴では子供の食事も用意してくれていることがほとんど。子供も連れていくなら、子供の食事代もご祝儀に包む必要があります。
子供の食事の内容とかかる費用は、次のとおりです。
子供の年齢 | 食事の内容 | 食事代の目安 |
---|---|---|
2~7歳 | お子様プレート | 5,000~1万円 |
5~12歳 | お子様用のコース料理 | 1~1.5万円 |
10歳~ | コース料理(大人と同様) | 1.5~2万円 |
子供も一緒に結婚式に行くなら、少なくとも5,000円は追加でかかると考えておきましょう。子供が0~2歳で食事がでない場合でも、式の途中で泣き出したり、静かにしていられなかったり、新郎新婦に迷惑をかける可能性が高いことから、3,000~5,000円分のプレゼントを用意するのが一般的です。
このように、子連れで結婚式に出席すれば、その分、出費が大きくなります。出費を抑えるなら、「子供がいると集中できないし、二人のことをしっかり祝福したいから、子供は預けて行くね」などと伝え、子供の出席は断るようにして下さい。
ご祝儀を包むときに気をつけたい縁起の良い数字・悪い数字
ここまで、ご祝儀の金額の目安について話してきました。ただ、ご祝儀を包むときは、金額だけでなく縁起にも配慮が必要です。ここからは、ご祝儀を包むときに気をつけたい縁起の良い数字・悪い数字についてお話しします。
まず、結婚式のご祝儀で避けるべきは、4万円と9万円。4は「死」、9は「苦」を連想させる数字です。ご祝儀に4万円・9万円を包むのは、絶対にやめましょう。
また、10万円未満のご祝儀では奇数を選ぶのが基本です。割り切れる偶数は、「別れ」を連想させる数字として結婚式には良くないとされています。ただ、「2」「8」は結婚式向きの数字です。2は「ペア」、8は「末広がり」を連想する縁起が良い数字であり、ご祝儀として包んで問題ありません。
このように、ご祝儀を包むときは縁起にも気を配りましょう。
なお、ご祝儀には新札を包むようにして下さい。新札を用意することで、結婚する二人の新しい門出を祝う気持ちを伝えることができます。
思い切って出席を断るのも選択肢のひとつと考えよう
結婚式への招待を受けて「ぜひ参加したい」と思っても、金銭的な負担が大きく、どうしても出席が難しい場合もあると思います。その場合、思い切って断るのも選択肢のひとつです。
結婚式に出席するにはご祝儀だけでなく、衣装代やヘアセット代なども必要です。無理をして結婚式に出席するよりお祝いを渡すだけにした方が、新郎新婦を心から祝福できるかもしれません。
ここで、衣装代やヘアセット代などのご祝儀以外にかかる費用の目安をまとめてみました。
ドレス一式(レンタル) | 7,000円以上 |
---|---|
ヘアセット代 | 5,000円前後 |
着物一式(レンタル) | 2~3万円以上 |
着付け・ヘアセット・メイク代 | 1.5~2.5万円 |
このように、結婚式にドレスで参加する場合は少なくとも1.2万円、着物で参加する場合は3.5万円かかります。ご祝儀に3万円包むなら、それぞれ合計で4.2万円、6.5万円必要となります。一方、結婚式に出席せず、お祝いだけ渡すなら、1万円ほど包めば十分です。
やむを得ず、結婚式の招待を断る場合は、「家族の都合」を理由にすればOKです。詳しく伝えると、かえって相手に気を遣わせてしまいます。招待してくれてうれしいこと、残念ながら出席が難しいことを伝えた上で、後日、祝福の気持ちをこめてお祝いを渡すようにすれば、相手との関係が悪くなることはありません。
まとめ
このページでは、結婚式の招待を受けたシングルマザーが、ご祝儀として包むべき妥当な金額についてお話ししました。
新郎新婦に負担をかけないようにするなら、ご祝儀は3万円が目安です。ただ、子供が小さく、十分に働けないシングルマザーの場合、2万円でも理解してもらえる範囲です。
金銭的な負担が大きく、結婚式への出席が難しい場合、思い切って断るのも方法のひとつです。後日、お祝いとして1万円ほど包んで渡せば、最小限に出費を抑えつつ、祝福の気持ちを伝えることができます。